インターネット詐欺リポート(2022年9月度)

銀行のフィッシングサイトが増加 報告数180倍とクレジットカードから銀行向けに手口変更の可能性

2022年9月度のインターネット詐欺リポートでは、銀行を狙ったフィッシングサイトについて取り上げます。

今月のトピック

9月度は今まで下火であった銀行系のフィッシング詐欺サイトの報告数が180倍と急増しています。先月も取り上げた三井住友銀行のフィッシング詐欺サイトの報告数が増えランキング2位まで上昇しています。

フィッシングサイトのイメージ
三井住友銀行のフィッシング詐欺サイト

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

今まではクレジットカード向けのフィッシング詐欺が主流で先月も90%の割合を超えていました。9月に入り、三井住友銀行のフィッシング詐欺サイトの報告数が急増、またフィッシングサイトカテゴリにおける構成比の割合も銀行は31.48%と増加し実数では180倍と大きく増加しました。

直近で増加している国税庁もOSによって詐欺サイトを出し分ける手口が出てきています。WindowsOS・iOSからアクセスすると、図1のように国税庁の税金未払いによる差し押さえのページに繋がります。 AndroidOSからアクセスすると図2の偽ソフトウエアをインストールさせる警告画面に繋がります。OS別に違う種類の詐欺サイトを出しわける手口があり、注意が必要です。


図1

図2

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比

下記グラフは詐欺ウォールで収集したフィッシング詐欺サイトのカテゴリ別構成比を表したものです。 銀行の構成比が30ポイント増、クレジットカードの構成比は40ポイント減少し、ターゲットの変化がみられます。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比

イオンカードのフィッシング詐欺サイトに注意

9~10月にかけてイオンクレジットのフィッシング詐欺サイトの報告数が増加しています。以前は図3のデザインが出回っていましたが、図4のようなシンプルなデザインが登場しだすと報告数が増加しています。


図3

図4

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

フィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイント

メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する

メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し事前にURLをチェックする。

個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する

クレジットカード会社などでは、個人情報やクレジットカード情報などについてメール・SMSでの問い合わせは行っていないため、情報入力させるページに誘導するメールには細心の注意を払いましょう。

SSL通信が提供されているかどうかチェックする

個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要です。ですが昨今ではSSL通信されている偽サイトも登場しており、アプリやブックマークからサービスサイトへアクセスするほうが安全です。

ログインID・パスワードの使い回しを控える

複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。

詐欺サイトを無料で診断「詐欺サイトチェッカー」

日々増加するインターネット詐欺、詐欺サイトかどうかをチェックできるサービス「詐欺サイトチェッカー」 を提供開始しました。詐欺ウォールが独自で収集した詐欺サイトのブラックリストと各官公庁から通報のあった詐欺サイトのブラックリストを元に無料で気になるサイトをチェックします。

詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数(月次比較)

2022年9月 詐欺サイト検知率リポート

詐欺ウォールとは日本人をターゲットにしたインターネット詐欺をブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。従来の検知手法である「ブラックリスト検知」に加え、詐欺ウォール独自のネット詐欺検知エンジンである「ヒューリスティック検知」「AI検知」のトリプルブロックで、ウイルス対策ソフトでは検知困難な巧妙な手口の詐欺サイトを検知します。

詐欺ウォールを開発・提供するBBソフトサービスでは、公的機関などとの連携によって収集した詐欺サイトURLを利用し、定期的に詐欺サイトの検知率調査を行っています。2022年9月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知率は97.4%と他社と比較し高い結果となりました。

<検知率調査概要>
https://www.sagiwall.jp/report/about_report.html
<調査期間>
2022年9月27日(火)28日(火)
<調査対象URL>
公的機関などから提供された詐欺サイトURL計189件
<調査結果>
詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数(月次比較)

2022年9月 詐欺サイト検知数リポート

2022年9月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数は4,929,274件で、2022年8月と比較すると、285,539件増加する結果となりました※

2022年8月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知率

※以下記載のアプリバージョン以上の詐欺ウォールを利用しているお客様のアクセス数値を集計 Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4